2019.3.28 一口ちょうだい

妻です。
私にはきょうだいがいる。昔からよくきょうだい同士「そっち一口ちょうだい」の言葉が飛び交う世界で生きてきた。
家族で外食に行けば、みんな違うものを頼み一口ずつシェアしあっていた。もちろん食べたいものがあるときは誰かと同じものを頼むことだってあった。
一つしかない食べ物はきょうだいで仲良く分け合うことは当たり前で、その場にいないきょうだいの分も保管しておく。
そんな家庭環境にいた私は、当時付き合っていたボスとももちろんシェアするものだと勝手に思い込んでいた。

ボスと付き合い始めて少したった頃から食べ物を分け合う習慣がない人がいることを知った。
なんとボスはプリンやアイスは一つしか無くても全部食べ切るタイプだった。

目の前で一つしか無いプリンがなくなっていく悲しさ。
今なら「ちょうだい」と言えますが、当時はまだ初々しさのかたまりだった私は、その一言が言えず。
そして、「あ、ごめん、食べちゃった!!」と。
そのうちに分けてほしいと言えるようになり、全部食べられちゃった時には文句も言えるようになったが、わざとやっているのではないかと思うほど結構頻繁に「食べちゃった!!」の言葉が出るので、私もボスとは一口ずつ交換したり、半分どうぞをしなくてもいいのだと知らず知らずのうちに脳にインプットしてしまったようた。

付き合い始めて数年。「一口食べる??」の一言がボスの口から出るようになり、今ではシェアすることが普通になってきた。

しかし残念なことに、一度インプットされた情報はなかなか消えない。今は立場か逆転し、一つのプリンを一人で食べてしまうことに文句を言われるようになってしまったのだ。

頑張ってシェアしていた自分を取り戻そうと思う。

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